■ 10年前の記憶はぼんやりと

　

先日、友人と倉敷の美観地区をブラブラと散策してきました。
毎年のように、倉敷アイビースクエアで書道の展覧会の懇親会があるので、足を運ぶ機会はあるんですが、ゆっくり町並みを歩くというのは１０年ぶりでした（爆）。

以前「どんぐり共和国」があったのになくなってたり、サンリオグッズのお店ができてたり、星野仙一記念館があったり、随分変わったなーという印象でした。
まぁ、一番変わったのは、倉敷チボリ公園の閉園でしょうが。

１０年ぶりの「いがらしゆみこ美術館」も、かなり様変わりしててびっくりしました。
外観も内装も全く違うんですけど！！
っていうか、場所まで違う！？

気になって、家に帰ってから10年前に行ったときの入館チケットの半券を出してみました。←10年前の半券を持っているという時点で、自分でも恐ろしいと思います（笑）。当時まだ学生だったので、漫画の原画を見たのも初めてだったし、こういう漫画家の美術館も初めてで、ものすごく感動したので、ずっとチケットの半券を大切に持っていたわけですよ。しかも、入館記念ポストカードがもらえたのも嬉しくて、ポストカードも大切に持っていました。

で、チケットの半券を見てみると・・・現在の所在地と明らかに違いました。・・・やっぱり。
美観地区周辺には変わりありませんが、少し移転したようですね。
だから、3階プラス屋上まであったんだ。
10年前は狭い一部屋に原画もグッズも詰め込んで、うす暗い感じだった気がします。
今は外観も可愛くてわかりやすいし、内装も明るくて綺麗だし、スペースも余裕がありました。
袴レンタルで美観地区を歩けたり、お嬢様ドレスが借りられて記念写真を撮ったりできるようになってました。
10年の歳月ってやっぱりすごいです。

でも、美術館の展示物のことで色々と訴訟問題になっているらしくて、それは残念です。


以前から気になっていたアイビースクエア内の手彫りはんこのお店。
初めてお店を覗いたら、やっぱり大好きなはんこの落とし穴にずっぽりいきました（笑）。
ここに立ち入ったら、ぜーったいに買っちゃうと思って、今まで立ち入らないようにしてたんですけどね。
既製品ではない、世界に唯一つの手作りなものって大好きです。
みんなは持ってない、私だけのものっていうのが、すごく嬉しいんですよね。

はんこの素材はりんごの木。
大きいのや小さいのがあって、形もさまざま。持つところには手彫りの模様もあって、本当に可愛かったです。
仕事で使ってもいいし、銀行印にもなるし、絵手紙に押したり、書の落款にしたり、なんでもオッケーとのこと。

で、ちょうど書道用の雅印が欲しいなと思っていたので、それを作ってもらいました。
1個なら30分ほどでできるようです。
書道の雅印は本名で作ることが多いんですが、私の本名は篆刻（てんこく）（←篆書で彫った印）にすると変化がなくて面白くないので、書道用のペンネーム（雅号）で作りました。





←私の雅号「翠月」を篆刻にすると、こうなりました。
　なかなかいい感じですｖ